田園都市線の車両改造のハナシ

8642F(東急8500系第42編成)という編成が田園都市線に所属している。
この辺にすんでいる人は知っていると思うけど、東急田園都市線は、東京メトロ半蔵門線東武伊勢崎線相互直通運転をしている。
この相互直通運転東武伊勢崎線が加わったのは2003年のことで、この直通が完成するまでに、営団(東京メトロ)全車両と、東急の車両の一部東武線への乗り入れに対応させる改造*1がひっそり、盛大に行われた。(どっちやねん)

で、この東武乗り入れ改造がまだされていない車両が東急車輛でまだ残っている。なぜ改造されないかというと、その車両の使い方を東武の運転手とか車掌に教育するのが面倒だからだそうだ。
でも、これらの車両には東武乗り入れ改造済みの8500系より遥かに快適な冷房や、静かなVVVFインバーター制御装置など、うらやましい装備が整っている。8642Fもその一つだ。でも東武乗り入れに対応しておらず、東武直通は20分間隔。田園都市線のダイヤは15分ヘッドなので、東武乗り入れしない運用を殆ど作れない。つまりめったに乗れないということだ。

で、そんな「めったに乗れない」だけでなく、「めったに見れない見れたらその日はラッキー」てぐらいレアな編成に、

最新型冷房装置搭載キター

あと、同じくめったに見れない2000系に、スカートがつくそうです。
激しく無駄な改造をしているような気がする。

*1:主な改造は、東武線内の行き先表示が出せるようにすることと、それに伴いアホみたいに増える行き先に対応するため(田園都市線半蔵門線の車両は種別表示と行き先表示が同じ場所なので急行中央林間と区間準急中央林間は別々)、LED表示機を導入。あと東武ATS(東武線用の列車保安装置。これがないと危険)導入。