パナルまとめ

今後の標準・・・東急で云えば5000系列。JRで云えばE231系でしょうか。そんなパナルについてのまとめです。付け心地や遮音性等一部の能力に関してはついこの間まで使っていたMDR-NC11(ノイズキャンセリングヘッドホン)も覚えているので、比較して書いてみます。

音質のハナシ

音に関しては、よくよく聞いてみると 確かに少し安っぽさが見られます。曲によっては ちょっと違った感じを受けます。いかにもデジタルサウンドって感じな印象です。低音が不足気味で解像度も今ひとつ粗っぽいです。が、1000円を切るものに見られるこもったような感じは少なく気にはなりますが 聞いてられないって程でもないですね。ただ、このイヤホンは「エージング必要」とありますので、まだ真の力は出し切ってるとは云いがたいです。とりあえずエージングの成果に期待。値段相応?

使いやすさのハナシ

MDR-NC11と比べると大分小さく、小さなキャリングケースにも余裕で入ります。そして、振動板のところもノイズキャンセリング用のマイクがない分、NC11と比べ小さいです。したがって、耳の奥の方まで入ります。っていうか耳の奥までしっかりぐりぐり入れ込まないと十分に遮音できません。硬い部分が少し入ってくるような感じがします。気になります。慣れないうちは痛いでしょう。
一方NC11は、耳に入れやすいのですが ノイズキャンセラーが重く 一歩間違えるとこのノイズキャンセラーがぐいと耳を引っ張ることがあるかもしれません。
付け心地は耳に入ってくるものが柔らかな感じがするNC11の方が一枚上手といっていいでしょうが、それだけ注意する必要がありそうです。

遮音性について

ワタシの通勤環境をベースにどのようなものか書いてみます。
こちらが出した音圧についてはiPodでの出力の割合で書きます。インピーダンスの違いなどがあるので、多少誤差があると思ってください。
あと、近くで話している人の話し声は殆ど聞こえませんでした。


騒音のひどさは
大江戸線>>>8000系>>08系
といったところでしょうか。


・パナルの場合
1.メトロ8000系 地上
問題なく楽しめます。M車(4号車。パンタグラフがある。)では。エンジン音が聞こえますが、iPodの出力半分弱で伴奏まで問題なく聞き取れます。


2.メトロ8000系 地下
音量半分弱で窓が開いていない場合は、地上と同じで問題ないです。桜新町駅の発車ベルは聞こえることが確認できました。
レールのつなぎ目を通るときの「ガタンゴトン」という音は聞こえます。


3.都営大江戸線 12−000系
一言で言うと、「サウンド(音楽)とノイズ(騒音)が 抱き合い踊りわらう」という感じです。
窓を閉めていても区間によっては、聞き取りづらい場所があるでしょう。
特に、A線の列車が青山一丁目に入る直前にあるような(?) 「キーン」という高周波ノイズは普通に聞こえます。
が、iPodの出力で半分強出せば十分楽しめると思います。部屋と同じ環境を期待してはいけません。それなりの工夫の余地がありそうです。


4.メトロ08系 地上
3号車に乗っていましたが、全く問題なしです。眼を閉じうつらうつらしてたら危うく乗り過ごしそうになりましたw
目安としては山手線や湘南新宿ラインも、この環境とほぼ条件なので問題ないと言えるでしょう。


5.メトロ08系 地下
レールのつなぎ目の音ぐらい?自動放送は駅名がはっきり聞き取るのは難しいです。
少し気になりますが、問題なく楽しめます。


・NC11の場合(こちらは音量は全てiPodで4割ほど)
1.メトロ8000系 地上
楽勝。NC起動時は、M車でもエンジンの音はほぼ聞こえません。


2.メトロ8000系 地下
レールのつなぎ目を通る音がパナルよりささやかに感じ取れるだけ。
殆ど音楽だけに集中できます。


3.都営大江戸線 12−000系
NC起動すれば、殆ど音楽だけに集中できます。
音量はもしかすると5割弱あったほうがいいかも。


4.メトロ08系。
殆ど静寂そのもの。
ノイズキャンセリングの音が一番うるさいといってもいいかも。


こうしてまとめてみると、やはり普通のカナル型イヤホンでは地下鉄で聞くにも必要十分な遮音性を守っているとはいえ、ノイズキャンセラー付のものにはかなわないようです。ノイズキャンセラーがなくても「下手なノイズキャンセラーよりすごい」と云われているエティモティックリサーチ社のイヤホンやShureの定番高級イヤホンの実力も気になるところ。どうなんでしょうかね。

遮音性について

ワタシの通勤環境をベースにどのようなものか書いてみます。