座席探訪 東急7000系

東急多摩川線・池上線用の新車。東急としては久々となる18m車の新車です。
18m車として初めて5000系などの「走ルンです」のエッセンスを組み込んだのが特徴です。
7104Fに多摩川→蒲田で乗ってきました。増えてるんですね。

外装、デザインとか

個人的にはあまり好きじゃないです。特に、側面の窓が1000系の3つから2つになって、のっぺりした感じになった。その変な感じは都営浅草線5300系を上回るものがある。
緑のカラーリングも個人的にはなんかなぁって思います。ただ、これが「青ガエル」こと旧5000系を意識したものならそれはそれでありなんじゃないかなーって思います。満を持して登場した2代目青ガエル。7000系といえども、5000系のエッセンスもち。ということで。

座席とか

基本的にはE233系準拠です。大分改善されています。
さて、この車両の最大の特徴は車端部のスペースを生かしてボックスシートがあることです。E231系と違って、通路を確保するために横3列となっています。
かけ心地としてはなかなか。E231系と比べると主に腰まわりが大分改善されています。やわらかい!って程ではありませんが東急多摩川線や池上線の乗車距離を考えれば問題ないでしょう。東海道線E233系はまだ乗っていませんがこれくらいのクオリティは出していただきたいものです。
座席は車端部に2+1列という構成ですが、2列の部分は妻扉にはみ出していて、狭さを感じます。
E231系は幅広車体なので4列いけるのですが、幅広車体じゃないと3列でもスペースにあまり余裕がなく、京阪3000系が3列シートである理由を感じさせます。

内装とか

全体が木目調ですが、TOQビジョン近辺は木目調になっておらず、まわりが木目調だとプラスチックの板をはめ込んだだけという感じがして5000系・6000系以上に安っぽさが引き立てられてしまっています。
壁も遠めにはいいのですが壁付近に座っていると「走ルンですウォールに見た目だけ加工した」感がみえみえになってしまって、清潔感はあるんだけど高級感が足りないように見えます。
唯一高級感を感じられたのが妻扉の上の部分。よく見えないから安っぽさがわからないからかもしれませんが、ここだけは木目の高級感を出していて、5000系の無機質な感じと比べると、美しいなって思えるできになっています。

6000系についても

書いてなかったのでちょっとだけ。
外装については最初はY500系風のデザインの劣化コピーだと思いましたが、7000系と違って大分慣れてきて、「なかなかカッコイイんじゃないか」と思えるようになります。
ただ、走る地域のことを考えると必要以上に都会的になっていると思います。お台場へのアクセスとはいっても、大井町の時点ではまだ「お台場!」という感じはしませんし。
内装については5050系と似た感じですが、妻扉の上が木目調になっていて、いい味出していると思います。
あとはE233系といっしょかなー。自動放送の語調が変わっているなどといった印象的な部分があります。