HTC HT-03Aのコスト関係のハナシ

スマートフォンがもっと普及して欲しいので2ヶ月しか使ってない私が情報を流すぜっ!
さらに言うとAndroidがもっと普及して欲しいのでAndroidトークをするぜっ!
とおりすがった人たちがスマートフォン導入の参考になればと思いまして。
後輩からAndroidレビューきかせれという声が来たからっていうのもあるんだけど。

私のスマートフォン略歴

2006年1月から WS003SH(初代W-ZERO3)
2007年10月から WS011SH(Advanced[es])
2009年11月から HT-03A

Windows Mobile(以下、WM)については実体験に基づいていますが、iPhoneについては資料読んだだけの話です。

コスト関係のお話 対iPhone

私がこれを買った時点で神奈川県の某家電量販店で9700円ぐらいでした。総額です。
ちなみにiPhoneの価格はhttp://labaq.com/archives/51211384.htmlによると、3万円ぐらいするそうなので、明らかにAndroidのほうが安いといえるでしょう。
さらに、月々の通信料ですが、どうせこの手のケータイをちゃんと使うとなればパケット代は上限まで使うことになるので、上限まで使うことを前提にすると、割引などの構成に差はあれど、基本的な構成は月々980円前後+パケット定額5700円前後+端末代金という料金構成になります。Androidのほうが端末代金分安くなります。(一応資料みたけど、本気で買う方、料金気になさる方はちゃんと資料確認したほうがいいかと思います。)


どちらも2年間の契約を前提としていることを考慮すると、縛りによる差は見受けられないのでドコモとソフトバンクの料金構成で大きな違いとなってくるのは「通話関係」です。
ソフトバンク同士だと午後9時までは通話無料とか、通話料の差によるものが大きいといえそうです。
ドコモの場合は、2年ごとに契約が更新されるので、3年とか中途半端なところで解約すると「ひとりでも割50」「ファミ割」の違約金で10000円ぐらいソフトバンクよりかかりますが、端末料金で大きなアドバンテージがあるので、違約金コストを考えてもトータルではドコモの方が安くなるか、最悪でもトントンといったところであるといえるかと思います。


 さらに「ライフサイクル・コスト」*1を考える上で個人的に見逃せないなって思うのが「電池パック」の料金です。
 2年間使うとなると、どうしてもバッテリーの劣化は避けては通れません。そこで、2年間使う場合1回はバッテリー交換をすることが想定されますが、HT-03Aのバッテリーは2000円、一方iPhoneのバッテリー交換は10000円かかります。また、iPhoneの場合はバッテリー交換に出してる間は使えなかった気がする。(HT-03Aはケースあけてバッテリー取り替えるだけ)

コスト関係のハナシ 対W-ZERO3

 一方、対ウィルコムですが、Hybrid W-ZERO3とそれ以前のやつでちょっと違うみたいなので、まずは対Hybrid W-ZERO3から。
新ウィルコム定額プランGの契約を前提としていて、月1500円+定額通信5200円+端末料金割賦分1500円が大まかな構成となりそうです。
以前の「データ定額」だと、定額パケ代を上限まで使わないというケースも十分にありえたのですが、今回の定額プランは5万パケットで通信料が上限に達する(3Gを使うので高いのかな)ので、限界まで使うことをほとんど前提としてよさそうです。

 また、最新機種であることからしばらくはそれなりの割賦料金がかかることを考えるとやっぱりドコモのほうが安くつきそうです。
ウィルコム定額ryは1年契約ですが、違約金は結構安く、1年目は4000円、2年目は2000円強です。
料金プラン自体に縛りがないソフトバンクと比べると違約金がつきますが、ドコモのそれと比べるとやすいです。
ただ、端末料金の差があるのでドコモが有利になるパターンの方が多いのかな。

 古い機種を使った場合は「ウィルコム定額プラン」に「リアルタイムインターネットプラス」もしくは「データ定額」のどちらかを使うのが定番となりそうです。リアルタイryだと大体月の維持費が5000円ぐらい、データ定額では4000円〜7000円になります。
 私がWM使ってたころはデータ定額で4000円程度しか維持費はかかりませんでしたが、「理論値7.2Mbpsの高速通信」などの最新サービスのメリットを享受できないという不便を被るので値段相応といえそうです。


 結論としては、やっぱりドコモの通信料って高いねw 基本料月々980円のプランに対して、一番強気の違約金を設定してる。見た目上の月々の代金は同じだけど、2年ぴったりで契約をやめる手間や、満期までにかかる余計な費用のことを考えるとトータルで高くつく。
 ただ、HT-03A東芝のWM搭載のスマートフォンが他社じゃありえないぐらい激しく値崩れしてるので、この値崩れがドコモの「高さ」に歯止めをかけています。
 ただ、ソフトバンクウィルコムは秋田の山の中では役立たずだったなど、ドコモには「利益を多少無視してでも、つながらない場所を作らない」といった「元・公社」らしいプライドがあるのか、通信サービスの品質が高いことを考慮すると「こんなものかな」って割り切れるんじゃないかと思います。ドコモの通信サービス網の質が必要ない人にとっては確かに無駄なコストでしかないんだけど。


料金のハナシが長くなったので、続きは明日!

*1:専門用語使って申し訳ない。ライフサイクルコストとは、ざっくり言うとものを買ってきてから使わなくなるまでにかかる費用のことです