東横線にかぶりついてみた。

欧州オフでの移動で横浜から渋谷まで東横線にかぶりついてきた。
東横線の線形とか、利用者の様子を見たうえでの感想。


◆渋谷〜代官山
木橋のカーブまではあまりスピードが出せない。35km/hぐらい。
木橋を過ぎるとまもなく代官山。線形的にこれ以上スピードがあげようがない。
大体どこの駅もターミナル付近はJRが有利な線形になってるから私鉄はスピード競争で勝てない。これも歴史的な流れか。でもJRは高いんだ。


◆代官山〜中目黒
日比谷線が地下に入るためのスペースを確保する都合上、複雑なカーブがうねうねしていてスピードがあがらない。特に上りはきつい。


◆中目黒〜祐天寺
よく覚えていないが、渋谷〜中目黒に比べると線形はまともになる。
祐天寺もそれなりのスピードで通過できる。
それなりに縛りの強いカーブが一本あったようななかったような。


学芸大
駅はのぼりは85km/h、下りは便によっては110km/hで通過できるので、特急・通特はそれなりにスピード出せる。
代官山〜中目黒同様下りのほうが線形がいい。
大体60km/h〜90km/h出せる区間が多い。


都立大学
通過速度は100km/hオーバー。ここを通過できるのは大きい。
このあたりは割りと線形がいい。


◆自由が丘
駅はゆるやかなコーナー。
通過できる速度はそれなり。まぁ、駅の規模的に通過するべきじゃないでしょ。
大井町線と立体交差をなしているけど駅の構造が複雑でなかなか覚えられないw
何度間違えて反対方向のホームに降り立ったことだかw
両方相対式ホームなんだw
こういう駅でこそ島式が活躍すると思うのに・・・


◆田園調布
実は100km/hだか110km/h近くというかなり高速で通過できる駅。
急行はここを通過すれば、大幅なスピードアップが期待できる。
利用客も見た感じそんなに多くないので急行は絶対通過にすべきだと思う。
目黒線についても同様。


多摩川
いわずと知れた有名撮影地。
駅が急コーナーなので速度が出ない。
45km/hで通過かと思ったら、55km/hだった。でも遅い。
利用者もそれなりに多いし、通過しても効果が出ない。
特急・通勤特急の停車駅が増えるとしたらここは候補でしょ。


◆新丸子
下り特急は昼間でもこの付近でアホみたいにスピードが落ちる。
線形はまずまず。


◆武蔵小杉
線形は良いのだが、かなり利用者が多い。


◆元住吉
前回のダイヤ改正の目玉。
新しい構造になって、110km/hで通過できる駅となり、特急の渋谷〜横浜の所要時間が2分縮まった。
新しいので、きれい。構造が好みだ。


◆日吉
結構線形は良いが、利用者もかなり多いのでやすやすと通過できない駅。
日比谷線直通列車がここで通勤特急の待ち合わせをすることも多い。
現在のダイヤみたいな扱いでいいと思う。


◆〜綱島
割とどうでもいい駅のはずだが、何故か利用は結構多い。
この辺は線形もよくなく、100km/h出せない。


◆大倉山
このあたりはATC表示が110km/hぐらいまで上がったと思ったらすぐ前方予告フラグがたって、速度ダウンを強制される。


菊名
駅の手前は大きなカーブ?
急行以上は既に各停が駅についているのに何故かノロノロ駅にはいる。
緩急接続がかなり頻繁に行われているが、日比谷線直通列車の始発駅だけあって、どっちのホームが優等列車だかわからない。
4番線に優等、3番線に各停と思ったらたまに逆だったり、6番線に優等、5番線各停と思ったらやっぱし朝は逆だったり。梶ヶ谷を思い出すな。そういえば梶が谷駅は工事の影響でのぼり各停は基本3番線発車となりました。


菊名〜東白楽
60〜90km/hのスピードしか出せない。
ずっとのろのろ走行。


◆東白楽〜横浜
地下区間は意外と携帯が使える。反町通過時に携帯使えるんだ。田園都市線三軒茶屋駅停車中も圏外なのにね。


◆ざっとかぶりついた感想。
全体的にカーブが多く線形が悪く速度が出せない区間が多く、特急が田園都市線の急行より評定速度が遅い理由も分かる気がする。
渋谷駅発車が急行が特急の5分後、急行の10分後に特急という感じにするという工夫がされているが、急行と特急を同じ「優等」としてひとくくりにしているので、特急は武蔵小杉手前@下りや菊名手前@上り、自由が丘手前@のぼりでスピードダウンを余儀なくされるケースが多い。昼間も過密ダイヤのしわ寄せが出ている。
本数が多いせいか、各停も優等に抜かれると田園都市線と違ってきびきびと発車するが、優等が多いので退避の回数も多いので遅い。
こうしてみてみると、最新の種別である通勤特急は実に絶妙な停車駅の選別である。
もう、通勤特急を急行にして全部の優等を通勤特急準拠にしても良い気がするが、ただでさえ過密な中目黒〜日吉で日比谷線直通を無理やり割り込ませるのも大変だし、昼間はJRとの競争も厳しいのでそうもいかんのだろう。
とりあえず急行の停車駅から田園調布をカットしてくれればいいや。いくら駅デザインがかっこいいからって調布にのるなよデンエンチョーフ。


驚いたのが東横線はLED式の発車案内が普及していないこと。さすがに優等列車の停車駅にはきちんと設置されているが、各停しかとまらない駅は今でもクラシックな表示板をみることができる。
田園都市線に先に案内がついたのは大井町線直通急行の影響だと思うが、東横線日比谷線直通とか頻繁に運転されるみなとみらい号(これ、そのうち休日に定期便になりそうな気がする。)の影響があるのでなかなか複雑なのに。


あと、こんな法則を発見した。
カップルは駅で並んでいる時は2列になっているが、電車が来ると本来ドアの両側によけるものを同じ側によける。それを逆手にとってカップルがいなかったほうへいけば、より早く電車に乗ることができ、横浜駅からの上り優等で座れる可能性が大幅にあがる。
これを「カップル同方回避の法則」と名付けることにする。