座席探訪 東北・長野新幹線E2系

東北新幹線やまびこの高速化、そして長野新幹線の急こう配にも耐えられるように設計されたE2系
現在では増備も進み、既存の200系との置き換えも進んでいます。
今回は、2002年に東北新幹線八戸延伸用に作られたE2系1000番台の普通車に東京→仙台で、0番台のグリーン車に仙台→北上で乗ってきました。
画像は適当なサイトめぐって見てくださいw


1000番台普通車。JR東の新しい車両らしく、ドアを開くときの音や「ドアが開きます。ご注意ください。」という案内はE257系500番台「房総エクスプレス」と同じです。
デッキは新しい車両のごく普通のデッキ。フレッシュひたちのアレとか九州の特急みたいに派手なものではなく、特にここでいうことはありません。
車内は0番台ではど派手なカラフルなカラーリングでしたが、1000番台では偶数号車は紫色、奇数号車は緑とオレンジを合わせたような色に。いずれも0番台ほどではないにしろ、東海道新幹線とかと比べると派手な感じです。壁や荷物棚の上は木目調のデザインでしたが、房総エクスプレスのそれと違ってあまり気になりません。いい意味でも悪い意味でも、地味ですw


また、座席も房総エクスプレスと同じ固めのもの。ただし、座面スライドとリクライニングが独立していて、自分の好みの角度を作り出せるというのはスーパービュー踊り子の2003年にリニューアルされたものと似た感じがします。
これらの固い座席、40分(房総エクスプレスのときは2時間乗ったけど、40分後に話相手が来たので、あんまり苦に感じなかった)や1時間(踊り子)乗った時は「固いけど、新しい電車だけあって、形状がしっかりしてていい座席だな!」って思ったけど、1時間半乗るとなると座席の固さ、とりわけバックレストからの負担がしんどく感じられました。(ヘッドレストと座面はわりとやわらかい)
東京→仙台の1時間半ぐらいの普通席なら「まあ!コンなモンやろ!」で済むのですが、これからの主力、とりわけ、「はやて」の遠距離を担う新幹線の座席として、このできばえはどうかと思います。もう少し柔らかい座席のほうがいいと思います。
あれか「グリーン車をご利用ください」ってことですね。わかります。
あ、そうそう。座面スライドがここまで設定できるのは何でも1000番台だけらしいです。E2系は、半分より若干1000番台が多いといわれていますが、0番台のうち、一部だか全部は6・7号車は長野から東北に移籍になるときに、6・7号車を1000番台と共通設計で新しく作ったそうです。
まだ0番台に乗ってないので「どっちがいい!」とは一概にコメントできませんが、1000番台を狙う場合、6・7号車を指名買いするとよさそうです。
車内は暑苦しかったのですが、窓にエアコンの吹き出し口があり、これを操作すると涼しくなりました。
が、窓の上というあんまりにも目立たない場所にあるので、なかなか気づきません。宇都宮通過の時点で普通に気付きませんでした。ヘビーユーザーでもない限りおそらく知らずに目的地についてしまうこともありそうです。
揺れは机の上においておいたペットボトルがぶるぶる震える程度。そこそこ揺れを感じます。
1000番台では、大きい窓を採用していて、くだりだと10号車以外は奇数の番号の座席(ただし、1号車11番、3・7号車17番、5号車15番は、小窓)が、ワイドビューで前の人がブラインドを下ろさない限り、景色がよくみえます。
午前はA席が朝日があたり、午後はE席が西日があたるので、選ぶ余裕があるのならやめておいたほうが無難でしょう。


グリーン車はまた今度。