東武東上線新ダイヤのハナシ

東武池袋の新ダイヤっぽいものが手に入ったので、ファーストインプレッションでも。
副都心線の影響で大分変わってる。これまでのダイヤは川越市〜森林公園の本数以外は非の打ち所がない完成度の高いダイヤだったけど、どう変わったものか。
急行が4本/h→5本/hになったが、準急が4本/h→3本/hと、準急1本が急行に格上げ。これに伴い、川越市〜森林公園が5本/hに増発。森林公園以北は3本のまま。池袋口全列車10両化も重なって、東上線ダイヤの重大な欠点がひとつ改善されたように思える。


が、池袋のダイヤが今まで非常にわかりやすいものだったが、今回のダイヤ改正で急行と準急が交互じゃなくなり、ダイヤもよりわかりづらいものになった。
急行の間隔も均等ではなく、昼間池袋毎時21分発〜51分発の間は36本発だけという従来どおりの15分開き。その間に準急が挟まるというパターンも従来と一緒。


池袋口利用者が一番涙目なのは、夕ラッシュ時だろう。
従来は、急行→普通→準急→普通のループが12分間隔で5つ。20本/h→18本/hに減ってしまった。
有楽町線副都心線から東上線へ入る列車は時間帯によって増えたり減ったりしてる模様。(昼間はそのまま)池袋→和光市では有楽町線副都心線東上線あわせると夕ラッシュ時に若干輸送力減と見てよさそうだ。


だが、地下鉄からの直通列車を除いて考えると、夕ラッシュ時の輸送力は
田園都市線:多くて18本@10R
東横線:16本@8R
京王:15本@優等10R
小田急:19本@優等10R(18時代のみ20本)
西武:22本@優等10R(20時代のみ19本)
と、何とか関東私鉄標準レベルをキープしている。っていうか東急は夕ラッシュ時の本数増やせwwwwww
都市交通年報による東武東上線の混雑率および東上線沿線の人口状況を考えれば、減らすのも仕方ないのかな?と思うところかもしれない。
だが、これだと東上線ドル箱だなーという感じもしなくはない。そこで内訳も見てみた。


内訳は以下のとおり。
TJライナー0→1
急行5→5
準急5→4
普通10→8
優等は準急が1本TJライナーに変わった程度。より長距離に強いダイヤとなった。
全体が20→18の大きな要因は普通の本数が減ったこと。
だが、小竹向原和光市の本数は1時間に5〜6本、大幅に増発された。
東上線普通の守備範囲が池袋〜下赤塚であると考えると、普通が丸ごと有楽町線副都心線に引っ越したという感がある。


朝ラッシュ時の急行といい、全体のダイヤを見ると間隔こそ乱れたものの、増発しており、よくなったようにみえる。
が、各地の声を聞くと涙目な内容が多い。場所ごとのダイヤだときっと悪いんだろうなこれ。急行通過駅とか。