座席探訪 E4系「Maxやまびこ」グリーン席

16両編成で1634人という超定員を誇る大型新幹線。
カエルのような顔、カモノハシのような顔の車両は、指定席は軒並み満席のスキーシーズンや、通勤時間帯には16両編成で、昼間の閑散期は8両編成でと場所を選ばず大活躍しています。活動範囲も上越全線、長野新幹線軽井沢以東、仙台以南と幅広いです。


自由席は着席サービスを向上させるために3+3の6列シート、リクライニングなしという強烈なシートが印象的でしたが、グリーン席では巨大なバックレストにJR東の車両では唯一の「レッグレスト」がついています。3段階に角度を調整できます。深い角度でリクライニングできたりなど、設計にゆとりを感じられるグリーン席、乗ってまいりました。


結論から申し上げますと、がっかりしました。
大きいだけで、E2系「はやて」のような包み込まれるような感覚はなく、レッグレストも使いどころが難しく、これでフットレストがなくなってしまうのは、イマイチ感心できません。
それどころか、携帯電話の幅の1.5倍ぐらいの厚さの座布団の下は、金属の板でした。安っぽさもMaxですw
ヘッドレストの枕もプラスチックっぽい板が入っていて妙に硬く、枕の詰め物は少なく、「はやて」以上に枕がゴツゴツして、頭の置き場に困りました。
列車が混雑してたり、時間帯によるものもありましたが、乗車1時間ほどで疲れてしまったのは特筆ものだと思います。


リクライニングをフルに倒し、レッグレストを水平に近づけると、ハンモックで寝てるような感覚が楽しめますが、これ以外の角度はしんどくてしょうがないです。
座席もはやこまと比べるとなんか硬く、あまりくつろげませんでした。


内装デザインはJR東の標準的なもの。イマイチかっこよくありません。


Maxの乗車時間や、はやてこまちのような付帯サービスもないことを考えると、グリーンを買うメリットがあまり感じられませんが、自由席はあまりにもお粗末なので、指定席を狙うのがベターかと思います。つばさを使うのもいいかも。